sutekidaneの日記

愛知県の草花のスケッチと、虫や鳥など生き物のおもしろい話です。

エミータS.420/ずっと気になっていたパネトーネ。それが・・・(^^)

何年もずっとパネトーネが気になっていました。

イタリア・ミラノの伝統発酵菓子で、クリスマスシーズンに食べるパンです。

ドイツのシュトレーンみたいな物ですね。

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オレンジピールやレモンやレーズンなどのドライフルーツが入ってて見た目にもステキ。

だけど普通売られてるものは大きくて(1キログラム)とても消費できない。横目で見て通り過ぎてました。クスン🥲

 

それがコストコでこんなのを見つけました!ワオワオ!💓

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小さいパネトーネの4個セット。

100gのミニサイズ4個入り(2352円)

わーうれしいっ!と喜んで買って帰りました。写真を撮る前にさっそく1個食べてしまいました。(^^)

 

クリスマスシーズンに食べるお菓子だそうなので、玄関に飾ってあるサンタさんを背景に写真を撮りました。

★ プレーン

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★ レモン🍋

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★ チョコレート

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切るとこんなふう

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小さいし軽くておやつにぴったりです。

ラム酒を振りかけても美味しそう。

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パネトーネでしばらく幸せなtea timeが送れます。♪ラリラリラーン♬〜

クリスマスシーズンが終わると4個セットは姿を消すらしいですから、買うなら今ですよ〜♪

 

 

エミータS.419/シャリンバイ/花はどれも可愛いが木の実もステキだよ

< シャリンバイ(車輪梅) >
青紫の実が美しいシャリンバイ

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枝の分岐する様子が車輪のスポークのようで(絵ではわからないです)、花が梅に似ていることから車輪梅と名付けられたとか。案外安易な名付け方ですね。

❶ スケッチして

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❷ 実をぬって

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❸ 葉をぬって完成

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このマルシャリンバイは孫ちゃんと私の散歩道の生垣にあるので、ちぎっては「オニはそとー」と投げて遊びます。実がかたく豆まき遊びにぴったりなんです。

 

      * * *

 

🌸 エミータスケッチでの画材の花は、庭の花や道端の雑草などです。花屋さんやホームセンターで買うこともあります。

 

春夏は沢山の花がありますが、秋冬は花が少なくなって画材探しに困ります。そんな時、いい本を見つけました。

「木の実を描く」です。

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そうか、花の少ない秋冬は木の実を描くといいんだ。春夏に咲いた花は秋冬に実ができますからね。

この本が楽しくて毎日のように見ていたので、トジの部分が取れてバラバラになってしまいました。

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花はどれもきれいですけど木の実もカラフルで美しく可愛いでしょ。

今日のスケッチのシャリンバイも載っていました。

 

著者の佐藤廣喜さん(故人)は日本ボタニカルアート協会の設立に力を尽くされた方です。

 

下の絵は木の実ではありませんが、佐藤さんの作品を私が模写したものです。

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上がセントポーリア

下がマーガレットです。

エミータS.418/ガーデンシクラメン/びっくりシクラメン

ガーデンシクラメンは庭用ですね。今小さい苗が沢山店頭に並んでいます。

これは去年描いたガーデンシクラメン

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最近売ってるガーデンシクラメンは戸外で冬の雪にも耐えて咲き、値段も安くなったと思います。

品種改良が進んだのでしょうか。

 

      * * *

  < びっくりシクラメン

🅰️これはガーデンシクラメンではなく普通の鉢物のシクラメンの写真です。

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1年前に2,000円で買いました。それが12月から3月まで4カ月間、毎日咲き続けました。こんなに長く咲くものかとびっくりでした。

🅱️こちらは今、玄関で咲いているシクラメンです。

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実はこの🅰️🅱️2つは同一のシクラメンです。

🅰️の花が終わって全体が枯れていき、そのまま庭に放置してありました。たいした世話もせず他の花に肥料をやる時ついでにちょっとやっただけ。

それが秋に小さな蕾が見え小さな葉が見え・・・ええっ?なに?と思っているうちこうして現在の🅱️の姿になりました。まだ根元に沢山小さな蕾が控えています。

 

今までシクラメンの鉢物はひとシーズンで終わりと思っていたので、もうびっくり‼️でした。

3年目も咲くといいなあ。

 

      * * *

もうひとつ。カーネーションの話。

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このカーネーションは5月の母の日に貰った小さな鉢物のカーネーションです。

花が終わったので茎を切って挿しておきました。しばらくの間、棒が2本プランターに刺さっているような感じでした。

いつの間にか細い葉が1枚2枚と出てきて、12月にこうして花が咲きました♪♪♪

これもびっくり‼️でした。

 

エミータS.417/東京の帝国ホテルに30泊!

友人Aから手紙が来ました。

🌸「今どこにいるかわかりますか、東京です。帝国ホテルに30泊のロングステイです。」

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        *

🌸「帝国ホテルのサービスアパートメントのコースで5泊と30泊があります。

 5泊だと15万円

 30泊だと36万円(私はこちら)

ツインですから2人泊まれます。ずっと2人で泊まれば1人1泊6,000円です。

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   (↑友人Aではありません)

🌸「私の場合、ほとんど1人なのでそこまで安くはなりませんが、帝国ホテルという響きだけで何やらうっとり」

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       * * *

帝国ホテルは日比谷の一等地にあります

住所は 千代田区内幸町1-1-1

“1-1-1”ですよ!

手紙も受け取れるというので早速帝国ホテル付けで手紙を出してみました。

Aさんから返事が来ました。

       * * *

🌸「今朝はプールで1時間泳ぎました。

夕方はフィットネスで筋トレをやりました。バスタオルやタオルも分厚い立派な物を貸してくれます。」

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🌸「フィットネスでは目の前の高層ビル群を眺めながらマシンを使っています。この滞在が終わったらもう二度と味わうことのない景色です。」

       * * *
いいなあAさん、なんて素敵な日々

実は今年の春に娘のにい子から
「帝国ホテルで2人で30日生活しない?」とお誘いがありました。

「私は帝国ホテルから仕事へ行って、お母さんは東京観光を楽しむ生活をしようよ」と言うのです。

帝国ホテルの新たな企画という事でした。

かなり心が動いて家族にも相談しましたが、その頃東京はコロナ患者が多かった。心惹かれながらも諦めました。おまけに私は方向オンチで1人での観光は苦手ですしね。

その時のサービスアパートメントがまだ続いていてAさんが宿泊しているんです。今はコロナも落ち着いていて大丈夫ですね。

 

サービスアパートメントですから数々のサービスがあります。

・荷物預かり

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・週3回のお掃除

・ラウンジでコーヒー、紅茶が飲める

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・アパートのフロアに電子レンジ、洗濯機、アイロンがある

・朝食用のパン提供

・フィットネス、プール、サウナが無料

            などなど

 

      * * *

 

Aさんの1か月の予定は

🌸「1か月何をするかというと、美術館・博物館巡り、東京の町歩き、歌舞伎に3回、国立演芸館と新国立劇場1回ずつ。

12月10日に青春18きっぷが始まったらちょっと遠出して近郊地も行く予定。」

そして

「明日は向島の方へ行って、でっかい天丼を食べようと思ってます」

      * * *

はあ〜、Aさんはすごい!

1人旅の達人です。

Aさん、帝国ホテル生活を満喫してください!

 

       * * *

 

< 酒巻和男の本 その後 >

エミータS.398に「酒巻和男の手記」について書きました。

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開戦から80年ということでいくつかのメディアでこの本が取り上げられていました。目にしただけでもNHK7時のニュース、朝日新聞、朝日・天声人語、地方新聞各社などです。

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忘れてはいけない過去だと改めて思いました。

 

 






 

エミータS.416/ヒラタケ/私のマイレージ危機一髪‼️

< ヒラタケ >

形が面白いので描こうと買ってきました。

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パックを開けるとキノコのかぐわしい匂いが部屋中に漂います。強い匂いです。

ここでちょっと問題が・・・

私はキノコ類の匂いが苦手、というかはっきり言ってキライ!

食べるのはいいんですけど。ヒラタケもシメジもエリンギも匂いがきついですね。

 

日本では、カサが平たい形をしているのでヒラタケと名付けられたそうですが、欧米にはおしゃれな名前がありました。

裏側から見た姿が牡蠣に似ているとして

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オイスターマッシュルーム」と呼ばれているそうです。ああ、たしかに。

こちら側ではありませんよ。裏側がです。

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 ✈️ < マイレージ危機一髪 > ✈️

 

溜まっていたマイレージポイントが気にはなっていました。

でもこのコロナ禍で飛行機は飛ばず。

国内外を問わず長らくどこへも旅行していません。畑の農作業とスーパーの買い物オンリーの毎日・・・

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  ( ↑畑で秋ジャガイモ収穫中 )

そんな時、ふと思ったこと、

✈️マイレージは大丈夫かなあ?

期限は確か3年ですが、コロナで飛行機が飛ばないとあって、期限が去年1年延長されています。

期限がきますよ、という連絡はもちろんありません。自分でホームページを見て確認するのです。

有効期限内に交換されなかったマイレージは無効になります。

 

調べてみたら・・・な、な、なんと、

2022年1月で期限切れ!あと2ヶ月じゃないですか。危ないところだった。何せ18,000ポイントあるのです。

例えば沖縄往復航空券に使うなら15,000ポイントでいけるはず。

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        ( ↑美ら海水族館)

うーん、危機一髪ってところだった。

 

みなさん、マイレージの期限確認はしていますか。あちゃー、無効になった!てなことにならないよう、今一度期限を確認してください。

 

エミータS.415/みかん/うれしくて抱きしめて寝たモノってありますか?

みかん

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頂き物のみかんです。

周防大島(すおうおおしま/瀬戸内海の小さな島)のみかんです。

周防大島といってもご存知ないかもしれません。行方不明になっていた2歳児をボランティアの尾畠さんが見つけた島、と言えば、ああ、あそこね、と思い出しますよね。そうです、あれが周防大島です。

暖かい気候でみかんが特産だそうです。

 

❶ スケッチ。欲張って5個も描いてしまった。あとで色塗りが大変なのにね。

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❷ 下塗りの時、光って見えるところを塗らずに白く残します。

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❸ 重ね塗りをしてほぼ完成

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❹ おっと、影をいれなくちゃ。

 2Bの鉛筆で影を描いた後ぼかします。

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❺ できあがり。後は食べるだけ(^^)

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       * * *

 

  🌸< 抱きしめて寝たモノ>💠

 

かんてんぱぱミュージアム 「野村陽子植物細密画館」へ行ってきました。

長野県伊那市(いなし)にあります。

かんてんぱぱ製品を

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      (↑我が家のお気に入り)

製造している伊那食品工業が運営している美術館です。

野村陽子さんの描く植物の細密画が常設展示されていていつも無料開放です。私は今回で3回目です。

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館内は写真が撮れません。

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         (↑パンフレット)

印刷されたものでなく実際に描かれた作品が見られるというのは素晴らしいことです。ありがたいです。

絵の下の台に大きな虫眼鏡が置かれていて「拡大して見てください」と書かれています。それもあちこちに虫眼鏡が。

下書きの鉛筆の跡や線を消した跡まで見えました。

そうか、こういう風に描くのか、といい勉強になります。

 

今回の3回目は、野村さんの20年間の締めくくりとして作品集が出版されたばかりでした。思いきって買ってきました。表紙のシクラメンの根が細かく描かれてますね。

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260ページに254の絵が載っていました。

牧野富太郎博士の「原色植物大図鑑」は学術的に素晴らしい植物図鑑ですが

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           (学術的な本)

こちらの本は、それにさらに美しさや野村さんの感情が加わっている絵だと思います。

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           (芸術的な本)

こうして並べると両者の違いがよくわかります。

 

少し前にブログに書いた“マムシ草”も載っていました。

マムシ草の花>
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マムシ草の朽ちた実>
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宝物のような本がうれしくてうれしくて、夜は本を抱くようにして寝ました。

みなさんにもそういうモノがありますか?

 

 

 

 

 

 

エミータS.414/次郎柿/小説「生きる」(乙川優三郎)

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次郎柿です。

四角張った形で種がない渋柿の一種です。

❶ スケッチして・・・形がとりにくい

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❷ 下塗りして

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❸ 重ね塗りして

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影を付けて完成
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       * * *

今度は断面を描きます。

包丁で真横に切って・・・切腹みたい

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❶ スケッチして 、、たしかに種がないですね。

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❷ 下塗りして

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❸ 完成

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両方並べてみましょう。

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       * * *

 

先程、切腹みたいと書きました。

柿を切ったことから「切腹」へいくのは飛躍が過ぎるかもしれませんが、絵を描いている頃、ちょうど切腹を題材にした本を読んでいました。

切腹というより追い腹を題材にしたものです。

「追い腹」とは

主君の死後、臣下の者がその後を追って切腹すること。殉死。

 

       * * *

「 生きる 」 (乙川優三郎)

   2002年 第127回直木賞受賞

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乙川優三郎の本は今までに読んだことがなく作風も知りません。題から想像して、生きていくことの素晴らしさを書いた前向きの本だと思ったら・・・

切腹」それも「追腹」の本でした。

 

かなり前の直木賞受賞作ですから、あらすじを書いてもいいですよね。

 

      * * *

 

時は江戸時代。主人公 石田又右衛門の藩主飛騨守の容態が思わしくない。余命いくばくもないとの話である。石田又右衛門は藩主に取り立てられてここまで順調に出世してきた。

そんな時、筆頭家老から石田又右衛門に呼び出しがかかる。

用件は、藩主が亡くなった時、藩内での追腹を止めさせるにはどうすればいいか、という相談だった。

そして家老は最も追腹をしそうな石田又右衛門自身に追腹をしないようにと説得し、その誓紙まで取る。

やがて藩主が亡くなると、追腹禁止令が出ていたにもかかわらず追腹を切る者が後を絶たない。

石田又右衛門は誓紙を書いた手前、切腹することが出来ずにいた。

追腹をするものはやがて身内にも出た。娘の夫が追腹をしたのだ。事前に娘から夫の追腹を思いとどまるよう説得してくれと頼まれていたのに。

 

日が経つにつれ周囲の又右衛門に対する視線が冷たくなってきた。

最も追腹を切るべき男が何故生きているのか、という蔑みの視線なのだ。陰口を叩かれ門に落書きをされ話しかけられることもなくなる。

それに耐えつつも生きることを覚悟した又右衛門だが、次第に心理的に追いつめられていく。心も身なりも深い鬱のような状態になっていく・・・・。

 

そして長い長い鬱生活が続いたある日のこと、一条の光がさし、これで新しい生活への道が開けていくのか?というところで話は終わっている。

 

生きることは苦しいことでもあるのですね。読み進めるだけで苦しくなるような話でした。最後に又右衛門が堰を切ったように泣き崩れるシーンが印象的でした。

 

もし映画化するなら又右衛門役は誰がいいか?と考えました。

 佐藤浩市さん

 本木雅弘さん

 真田広之さん

 上川隆也さん

 内野聖陽さん

映画は見たいようでもあり、見るのは苦しくて避けたいようでもあり、です。