sutekidaneの日記

愛知県の草花のスケッチと、虫や鳥など生き物のおもしろい話です。

エミータS.549/病院❸佳子様、私も手話を学んでおくべきでした

f:id:sutekidane:20221112091943j:image

ツレが着替えなどを持ってきてくれました。袋を受け取ろうとしたら、看護師がすっ飛んできて「手渡しはダメですっ」

手順があるそうです。知らなかった。

 

🌸 面会(荷物渡し)の流れ

①ツレが面会ボタンを押す→②ガラスのドアが開いて看護師が行って受け取る→ドアが閉まる→③看護師が私に手渡しする

f:id:sutekidane:20221112064405j:image

そして「会話はガラスドア越しにしてください」

ガラスドア越しってあなた、そんなの聞こえないよ、マスクしてるし。紀子様 佳子様みたいに手話を習っとくべきだったなあ。

f:id:sutekidane:20221112091943j:image

病気の様子を伝えたいんだけどなあ、ガラスドア越しの会話って大きな声じゃないと聞こえないよ、マスクだし。

f:id:sutekidane:20221112092036j:image

なんて、大声で報告しろってか?

周りの人たちビックリするよね。

”便女“なんて不名誉な名前が付いたりして。

「あの便女、今日の面会では何言うかな」なんて期待されたりして・・・ここではみんな娯楽に飢えてるからね。

う〜ん、

コロナの時代は面会も荷物受け渡しも大変なことです。

        💠

こんなこともありました。

いち子と孫ちゃんが着替えを持って来てくれた時のことです。

ガラスのドアが開いた瞬間、孫ちゃんが急にタタタターッと私の所へ走ってきてハイタッチしたのです。

ああっ!とそばにいた私達や看護師さんも止める暇のない素早さでした。

長い間会ってなく、情けない病気姿のバアバを励まそうとしたのか。

孫ちゃんありがとう。

エミータS.548/病院❷沢山の愛を貰ったが役に立つのか?

f:id:sutekidane:20221108165538j:image

入院して3日目からは楽になりました。

気分も平常に戻りつつあり、時々ある検査以外の時間は退屈になってきました。

 

娘のにい子からLINEが来ました。

「どうしてる?退屈してない?本とか欲しいものがあったらAmazonで送るよ」

ありがたいですね。

「欲しいものは?」

の問いに

「愛」

と返事したら、すぐさま

f:id:sutekidane:20221108061449j:image

はるな愛が届きました。

たしかに「愛」だ。

続いて

f:id:sutekidane:20221108061600j:image

橋本愛、美しい愛ですね。

そして

富永愛

福原愛

加藤あい

飯島愛

と次々やってきて、最後のシメは

f:id:sutekidane:20221108061836j:image

片岡愛之助、ラブリンでした。

にい子ちゃん、沢山の愛をありがとう。でもこの愛、なんかの役に立つのかなあ?

エミータS.547/病院❶夢にまで出たどろどろおばけ

f:id:sutekidane:20221107145037j:image

東京10日間の旅は

東京4日間+入院10日間

になってしまって残念至極でありました。

     💠 💠 💠

< 10日間の食事 >
➖ 始めの4日間は絶飲食 ➖

つまり点滴が食事代わりで何も食べたり飲んだりできないということです。

 

1・2日目は苦しくてベッドに寝たきりで考えることもできませんでした。

3日目になると気分も楽になり起き上がれるようになりました。点滴をやっているからか、お腹が空くという感覚はなく食欲も感じません。

4日目になって痛みはすっかり取れ気分も良くなってくると、点滴をしていても何だか食べたり飲んだりしたい気分になってくるから不思議です。

 

ピンポンパンポーンのチャイムの後「食事の用意ができました。お部屋までお持ちしますのでお待ちください」とアナウンスがあり、同室の方には食事が運ばれてきます。うーん、なんだかいい匂い。カーテンで隔てられたベッドで1人寂しく点滴袋を見上げる・・・

f:id:sutekidane:20221107150905j:image

 

➖ 食事が始まった ➖

5日目は流動食になりました。

重湯は米粒なし

f:id:sutekidane:20221107151205p:image

味噌汁は実がない

f:id:sutekidane:20221107151140p:image

付け合わせはジュースと牛乳

f:id:sutekidane:20221107151315p:image

液体ばかりなのでスプーン1本で間に合います。お腹はチャポチャポいいます。

でもね、久しぶりの食事はとても嬉しかった。ずずずずーっと重湯をすする・・う、うまい!旅福さん語で言うと「うんまい」です。

 

食事は入院中完食、と言いたいのですが、ひとつだけ残したものがあります。

それがこれ(↓)

f:id:sutekidane:20221107183311j:image

「くず湯」です。(右下の黒いもの)  どろっとして甘い味が付いています。体のために頑張って1匙づつ食べましたが、あまりの不味さに半分でギブアップしました。例えるなら、胃カメラで飲むストロベリー味のバリウムといったところでしょうか。このどろどろはその後、夢にまで出てきました。うえっ😫

f:id:sutekidane:20221108050701j:image

➖ 6・7日目は3分菜食に ➖

f:id:sutekidane:20221108051136j:image
(三分粥/オムレツ/味噌汁/ヨーグルト)

三分粥はスプーン1杯に米粒が数えるほどですが、プレーンオムレツが副菜に付いてもう感激! 1つ1つがいとおしい感じがしてゆっくり味わいながらいただきました。

➖ 8・9日目は五分菜食に ➖

f:id:sutekidane:20221108052338j:image

(五分粥/魚のあんかけ/凍豆腐煮/チキンサラダ/デザート)

この日はハロウィンだったので“ハロウィンデザート”が付いていました。ああ、世間ではハロウィンかあ、と気付きました。栄養士さんの心配りを感じました。

➖ 10日目は軟採食です ➖

“10分粥”と聞いていたので普通のご飯かなあ、と思っていたら全粥でした。

f:id:sutekidane:20221108053256j:image

(全粥/豚肉炒め煮/肉焼売/ホタテサラダ/ヤクルト)

にくっ、肉です!よく噛んで食べました。

 

次の日は“普通食”の予定でしたが、順調に回復したということで退院になり食べることはありませんでした。

        💠

食事が始まってからは毎日食事時間が楽しみで、食事まであと◯時間、あと◯時間・・と数えていました。今思い出すと滑稽ですが、入院中の唯一の楽しみは食事でした。

        💠

栄養士さん、調理師さん、

ありがとうございました‼️‼️

 

 

 

 

エミータS.546/<後編>車椅子で運ばれる

f:id:sutekidane:20221106042802p:image

<前編>救急車で虎の門病院へ搬送され手当を受け、愛知へ帰ることになりました。

      💠 💠 💠

< 後編 >

2人の姿を見てものすごーく嬉しかった。

にい子が言いました。

「はい、お母さんは今からこのまま愛知へ帰ります!」

「じゃあホテルへ寄って荷物を・・・」

Yさんが言いました。

「荷物は私が送ります!」

どうやら私の治療中、Yさんと駆けつけたにい子が相談して決めてくれたようです。2人の迅速な対応、ぼうっとした頭でも2人に感謝です。

タクシーで東京駅へ。運転手さんには痛み止めが効いている間に行きたいと伝えたので、「ガッテンだ!と空いてる道を選んで走ってくれました。

途中、ホテルの近くでYさんを降ろしました。ああ、私の東京旅が行ってしまう・・クスン。

運転手さんのおかげでスイスイと東京駅へ着きました。

車中へ私を残し何処かへ行ったにい子が戻ってきた時には、車椅子を押す東京駅の駅員さんと一緒でした。

また駅員さんが「空いている所を行きましょう」と言って、日曜日で混雑する駅構内をスイスイと押してくれました。私はただ座ったまま。

新幹線のホームに着きました。

f:id:sutekidane:20221106045159p:image

     (東京・名古屋間は1時間半)

新幹線は車両の一番後ろの席を取ってくれてあって他の客はいませんでした。

にい子が「はい、毛布着て寝ちゃってください。乗務員さんに名古屋で起こして降ろすよう頼んであるからね」と。

これって「夏休み子どもひとり旅」でよく見るシーンでは。トホホ。

 

薬のせいで朦朧として、途中横浜に停車したような気がするだけ。幻覚か夢か・・。乗務員さんは時々見回りに来てくれたようで、名古屋で降車する時までお手伝いしてくれました。

 

名古屋に着いて新幹線の扉が開いたら、なんと目の前にツレといち子(長女だからいち子)と駅員さんの車椅子が!

f:id:sutekidane:20221106064154j:image

よよよ、と車椅子に倒れ込みました。この時の自分を思い出すと情けなくて恥ずかしくてやりきれない感じです。

またまた駅構内の空いている所を駅員さんが押してくれて、ツレの車に乗り換えて、総合病院緊急外来へ着いたのが夜11時半です。

あー、やっと着いた、愛知へ戻れた・・

 

たくさんの検査があって「入院しましょう」と言われたのが明け方の4時でした。家族にも迷惑をかけました。

     💠 💠 💠

こうして、何か月も前から計画してきた私の「夢の東京10日間の旅」は僅か4日で幕を閉じることになってしまいました。

国立演芸場の看護師さんはじめ医療スタッフの皆様、Yさん、いち子、にい子、ツレ、ご迷惑をお掛けしました。そしてありがとうございました。

ブログを読んでくださった皆様にもお礼申し上げます。次回からは病院生活について書きます。読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

エミータS.545/救急車で搬送される(前編)

f:id:sutekidane:20221104164046j:image

昨日の西洋文化のバレエから一転して、今日は日本の大衆芸能である落語をききに行きました。13時開演。場所は国立演芸場です。

f:id:sutekidane:20221104155403j:image

寄席できくのは初めての体験で、ずっと楽しみにしていました。

f:id:sutekidane:20221104155529j:image

 

演芸場へ向かうころからお腹がシクシクする感じがあったのですが、落語をきいている間に痛みがどんどんひどくなってきました。まるでお産の時のような激しい痛みです。

我慢ができなくてロビーへ出て座ったり寝転んだり。

これはおかしい、と従業員の方が声を掛けてくれ、演芸場専属の看護師さんを呼んでくれました。

「いいえ、救急車は要りません、タクシーでホテルへ帰りたいです」という私に

看護師さんは「これはタクシーでなく救急車、ホテルでなく病院ですよ」と言います。呼び出されたYさんも一緒に私を説得してくれて救急車を要請しました。

f:id:sutekidane:20221104155103j:image

救急車の中では救命士の方が次々質問されますが、痛みで上手く返事ができません。代わりにYさんがはっきりしっかり返事をしてくれています。やっぱりYさんはスーパーウーマン。

 

ピーポーピーポーと走って15時頃、虎の門病院へ運ばれました。

まず第一は新型コロナの検査。Yさんも。

そして痛みで苦しんでいるので、痛みをとるための痛み止めを点滴。

続いて色々な検査があったようですが、薬で朦朧としていてほとんど記憶にありません。

 

痛み止めはすごい効果です。あれほど強かった痛みが引いていった感じです。

その間、医者が言いました

「東京旅行中なの?旅行はやめて愛知へ帰った方がいいね」

どうやら腸閉塞など腸に原因があるようです。

 

あれこれ考えて、帰ることにしました。

でも今は痛みが引いていますが薬が切れてまたぶり返したら帰れません。

 

帰りの新幹線に耐えられるよう、痛み止めを再度点滴してもらいました。(医者は嫌がりましたが)

 

痛みは薄れたものの、立つとふらっとして看護師に支えられました。「強い薬だからね」と言いました。

 

大丈夫かなあ、とふらつきながら外へ出たら、そこにはYさんとにい子(次女・東京勤務)の姿が!!!!!

長い時間、待っててくれたようです。嬉しかった。😭

       💠 つ・づ・く 💠

会計の時、診察券をもらいました。

f:id:sutekidane:20221104163608j:image

 

 

 

エミータS.544/さてこの建物は何でしょう?東京駅ではありません。

f:id:sutekidane:20221031135454j:image
f:id:sutekidane:20221031135521j:image


日比谷公園はホテルの近くにあるので、朝のウォーキングにぴったりです。歩いている人も多く見かけます。木や草花が多くて癒されます。

よく名前を聞く日比谷公会堂は改修のため休館中。ずいぶん古い建物ですね。

あら、東京駅?と勘違いした建物は法務省でした。

f:id:sutekidane:20221031141324j:image

よく似てますね。早朝でなければ展示室を見学できるらしいです。

 

< 日比谷公園ガーデニングショー >

f:id:sutekidane:20221031141720j:image

ちょうどガーデニングショー開催中だったので覗いてみました。

ガーデンコンテストや

f:id:sutekidane:20221031141947j:image
f:id:sutekidane:20221031141950j:image

       (↑東京都知事賞だって)

花苗配布、トークショーなどがあり、キッチンカーも出て賑わっています。

初日だとイベントで東京農業大学の有名な大根踊りがあったのですが見逃しました。

東農大ブースにピアスをしたおしゃれな学生が2人いて

「僕らも踊れますよ。大根揚げてワーワーするだけ」と笑わせてくれました。

大相撲の大関正代は東農大出身です。大関昇進祝賀会の余興で大根踊りが披露されたそうです。

f:id:sutekidane:20221031142451j:image

    (写真は日刊スポーツより)

大根踊り、見たかったなあ!

午後は大根踊りとはグッと趣きを変えて・・・

 

        💠

 

 < バレエ「ジゼル」観賞 >

f:id:sutekidane:20221101111340j:image

新国立劇場でバレエ「ジゼル」を観ました。芸術監督は、英国で最高位プリンシパルだった吉田都さんです。

席は1Fの中央、いい席です。舞台下に並ぶオーケストラの頭が見えました。

バレエの知識の無い私には詳しい動きについてはわかりませんが、目の前で繰り広げられるバレエの美しいこと。

f:id:sutekidane:20221101121426p:image

(この日のジゼル役は 柴山紗帆さん、

アルブレヒト役は 井澤駿さんでした)

演技が終わるとスタンディングオベーションに7回も8回もカーテンコールが続いたことからも、素晴らしさがわかります。

こんな素敵な場に連れてきてくれたYさんに感謝です。

クリスマスには「くるみ割り人形」の公演があります。素敵だろうなあ。

 

 

 

エミータS. 543/白洲次郎のおうち、武相荘

東京都町田市鶴川にある「武相荘」へ行きました。

f:id:sutekidane:20221030202629j:image

< 旧白洲邸「武相荘(ぶあいそう) >
白洲次郎が住んだ、茅葺き屋根の家です。

白洲次郎は戦中戦後を生き、日本国憲法の成立にも深く関わったという人物です。伊勢谷友介主演でNHKのTVドラマにもなっていましたね。

武相荘の名は武蔵と相模の境という地に因んだこと、それに無愛想(ぶあいそう)をかけて名づけられたそうです。

f:id:sutekidane:20221030205327j:image

f:id:sutekidane:20221030205415j:image

茅葺き屋根の平家に白洲次郎夫妻が長く住んでいました。

館内は全て撮影禁止なので写真がありませんが、白洲次郎と妻の生活の様子がうかがえ愛用品などが展示されていました。また海外での活動を語る物も見ることが出来ました。

f:id:sutekidane:20221030205919j:image

周辺は木々や竹林などで蚊が多いのか、何箇所かに蚊取り線香が焚かれていました。

これがいかにも武相荘の雰囲気によく合ったものでした。ショップに販売されていたので買ってきました。

f:id:sutekidane:20221030204932p:image

庭仕事や畑仕事の時に使って武相荘を思い出しましょう。