今回は花のスケッチはなく、ケリのお話だけです。
田舎道をウォーキング中、ケリのつがいが騒いでいました。ただでさえ大きな鳴き声のケリが2羽(たぶんつがい)で狂ったようにキイーッキキイーッと鳴きながら空を旋回しています。
まわりをよく見たら、側溝の草のかげで何かが動きました。どうもヒナのようです。
「きっとヒナが落ちたんだよ。助けてやってよ。」とツレ(ツレうつの細川貂々風に呼んでみました)に言ったけど
「危なくて行けない」と言います。確かにそこは道より低くなっていて、急なノリ面を下っていかないとたどり着けず危険。
「行ってよお、かわいそうだしー」と私。(ツレはかわいそうではないのか)
ツレは「危ないぞー」と言いながらも下りて行ってヒナを掴みました。とても小さくて濡れています。
上で見ている私は「ガンバレー」と励ましながらも、あの凶暴なケリが襲ってこないかとハラハラ。
ツレはノリ面を3度も往復して無事3羽
のヒナを畑に上げました。
でも体が冷えているのか動かないヒナたち。もうダメかなと思いました。
親ケリは私たちを警戒してか離れたところで見守っていましたが、「こっちへおいで」というようにツツツツーと離れ、立ち止まって「キキキキーッ」と呼びました。
ややあって、ヒナたちは必死で親ケリの方へ歩いていきました。
よかった!!!
「ケリの恩返しがあるかもねー」と2人で話し合いましたが、その後、何もありませんでした。(当たり前か)