ルドベキアはどこでもよく目にする菊科の花ですが、名前は知りませんでした。
苗を買った店で聞いたら「ルドベキア」でした。聞いても知らない名前なので、帰って調べたらすてきな説明が出てきましたよ。
ルドベキア・ヒルダは、アメリカで「黒い瞳のスーザン(black eyed Susan))」の呼称で親しまれている花だそうです。
花中央の黒い部分がこんもりと丸く盛り上がっていて、黒い瞳に見えるそうで、花言葉も「あなたを見つめる」。
この花には、恋人と涙の別れをする黒い瞳のスーザンの悲しい話があります。
その話はかわいそうですが、この花はにっくき特定外来種なんですよ。
スケッチしながら、本当に大きな目みたいだなあ、と、奈良美智の絵を思い出しました。
それから、以前に観た「ビッグ・アイズ」という映画のことも。
<映画 「ビッグ・アイズ」>
1950〜60年代に、大きな目の子どもの絵を描いて、大ブームを巻き起こした女性の実話を映画化したものです。
映画では、絵は女性(エイミー・アダムズ)が描いたものなのに、夫(クリストフ・ヴァルツ)が、自分の描いた絵だと売り出す。絵が大ヒット、大儲けするんです。
夫の言い分は「女の作品と分かると売れないから、男の自分の作品として売ってやるよ」というもの。
一方、妻は気が小さくて、本当のことが言えないので苦しみます。
1950〜60年頃はアメリカでも女性の地位が低かったそうです。アメリカで、ですよ。ちょっと驚き。
今は女性の地位もかなり向上しましたね。