カラスウリの実の絵と、守屋多々志「絵日記入門」の本に出会った話です。
つる性で周りのものに絡みながら伸びていきます。
愛知県東郷町の愛知池をウォーキング中に見つけました。
夏の夜にレース編みのような純白の花を咲かせるそうですが、まだ見たことがありません。いつか見るのが楽しみです。
<守屋多々志の絵日記入門>
この本に出会ったのは4年ほど前です。「サライ」から出版されています。
やはり日本画家の前田青邨画伯に弟子入りした17歳の時、初めて一日がかりで絵日記を描きました。植物の山吹の絵です。↓
以来、絵日記が日課となり、一日も欠かさず、2003年、91歳で亡くなられるまで続けられました。すごいですね。
この本は89歳の時の出版です。
本にはこんなことが書かれています。
「日々を切り取る気持で描くことです。
文字より絵を描くことで、印象や記憶がより鮮明に残るという効用もあります。」
「巧拙にとらわれず、描きたいという気持ち、表現する心を大事にすれば、必ず上達しますよ。」
「上手に描いてやろうという気負いは禁物です。」
「筆は自分が一番描きやすいように持てばいいのです。ルールなどありません。まずは楽しみながら描くことです。」
水入れはコップでいい、パレットは皿でいい、筆の持ち方は自由に、と。
なんだか自分にも描けるんじゃないか、と思わせてくれる本でした。
そして「私も描いてみようかな」と思ったのがスケッチの始まりでした。
年を考えるとかなり遅いスタートです。
「とにかく数多く描きましょう。」
「一日一枚描いても月に30枚になり、いい練習になります。」
という言葉に励まされてスケッチしてきました。続けると楽しくなってきました。
今までは一人でスケッチして楽しむ。それだけだったのに、縁あってこうしてブログで何人かの人に見ていただけるようになりました。
見ていただけるって、励みになります。
拙いものを見ていただくのは、ちょっと心苦しいところもありますが、これからも細々とスケッチしていこうかな、と思っています。
最後になりましたが、読者の皆様ありがとうございます。とても感謝しています。