サルスベリは小さな花がかたまっていて、描くのが難しそうなので、ずっと避けてきました。
もとより難しいことは避けて通ろうとする性格です。
天よ、願わくば我に七難八苦を与えたもうことなかれ、をモットーとして生きてきました。
朝のウォーキングで、近所のおばあさん(90代)が草抜きをしていたので話し込みました。
私が手に雑草(スケッチのためのもの)を持っているの見て、「(庭に咲いてる)このサルスベリを持っていって」と。
ひと枝切ったら、「もっとたくさん切っていって」と。
せっかくのご厚意なのでもらってきて描きました。
自分からはこれからもきっと描くことのなかったサルスベリ。
それを描くことができて、おばあさんに感謝です。
ちなみにこの方は90歳を過ぎても「おかげさまで目もよく見えるし、耳もよく聞こえるの」とおっしゃいます。
さらにとても穏やかで優しく働き者です。
「大家さんと僕」の大家さんみたいです。
私もこんなふうに年を重ねたいなあ、と思います。