ザクロの絵と、私の「死ぬかと思った」体験の話です。
< ザクロ >
ザクロの木が近くにあるので、その折々の様子を描くことができます。
今はかたい実の状態です。
右のザクロは仲良しの双子みたいにくっついています。ザ・タッチみたい。(昨日、テレビで久しぶりに見たので)
< 死ぬかと思った >
始めのうち面白くてよく見たこの本、
今はあまり見ませんが、相変わらず売れるのか長く続いていて、図書館では9巻ほど並んでいました。
自分の「死ぬかと思った」体験はないかなあ、と思い出してみると・・・ありましたよ、ひとつだけ(でもないか)。
52歳の時の体験です。古いけど忘れられない。
急に激しい腹痛に襲われました。そのうちおさまっていくだろうと思ってましたが、おさまるどころか激しくなるばかり。
ツレは、「そのうちなおるさ。」と取り合いませんが、当時家にいた子どもが「これはおかしい。病院へ行った方がいい」と判断。「そんなあ」と言うツレも一緒に総合病院の夜間救急外来へ連れていってくれました。
待合室で、座っても横になっても痛くて苦しむ私。横のイスでしらーん顔で読書するツレと子ども。
隣のイスの知らないおばさんだけが「大丈夫ですか」と気遣ってくれて・・
うー いたいいたいいたいー
夜間外来というのはいつも混雑していてすぐには診てもらえない。
いたいいたいいたいー
(まだこの時は死ぬかと思っていない)
「次の方、どうぞ」と呼ばれて、苦しみ悶えつつヨロヨロと診察室へ。
当直は若い男の先生でした。苦しみながらも、こんなに若くて大丈夫かなあ、と不安がよぎる。
若先生は病状を聞いて(痛くて冷静に説明できない)、
「はい、ベッドへ仰向けに寝てください」
そして若先生は痛む腹部をあちこち触りまくり、ぐいぐい押しまくる。
あっちをグイグイ、こっちをグイグイ
「せー あー うー・・(せ、せんせい、そこは、い、いたい所デスー) 」
訴えようにも痛さで言葉にならない。
グイグイ、ギュー、ググイのグイ、ギャアー
死ぬかと思った‼️
「はい、起きてみてください。」
言われて必死に体を起こすと、
あれれ?痛くない?どうして?ふしぎ?
七転八倒していた痛みがウソのように消えていました。
若先生はにこりともせず、静かにこう言ったのです。
「ヘルニアですね。」
ヘルニアというのは“臓器の一部が本来あるべき位置から逸脱するもの”
「出た腸を元に戻しました。」そして
「こうなった原因について、心当たりはありませんか?」
「ありません」
軽い足どりで待合室へ戻る。
「ほら、なおったよー(^^)」
ええっ!? みんなびっくり。そりゃそうでしょう。
私は急いで我慢していたトイレへ。
ランランラン うれしいなー
その間、待合室で、気遣ってくれた知らないおばさんが「お宅のお母さん、何の病気でしたの?」
子どもとツレ「さあ?なんだろう?」
病名が分かり、痛みも取れて、これでハッピーエンド、終わり・・・ではありません。
この話には続きがあります。
若先生には、原因の心当たりはないと言いましたが、実は あ、る、のです。
*****
前日、テレビで「絶対痩せる体操です」とゲストのインストラクターが紹介して、痩せる体操をやっていました。
彼女いわく「効果は抜群。ただしキツイ体操なので、決められた回数を必ず守って行ってください。」
ふむふむ・・・やってみました。
どんな体操だったか忘れてしまいましたが、ハードだったことだけは記憶にあります。
そしていつものくせで(せっかちです)たくさんやって早く痩せよう、と、いっぱいいっぱいやりました。
たぶん、死ぬかと思った痛みの原因はこれだと思います。
家族に迷惑をかけて反省しました。
もうしません。