sutekidaneの日記

愛知県の草花のスケッチと、虫や鳥など生き物のおもしろい話です。

エミータS.144/イヌマキ/足の骨折

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イヌマキの絵と、人生いろいろ⑤足の骨折はギプスと松葉杖でたいへんだ!という話です。

 

< イヌマキ >

イヌマキは庭木としてよく植栽されています。我がネコヒタ庭にもあります。

 

この実がかわいくて好きです。

”緑と赤の団子の串刺し“といったところですね。2段の上の緑色部分が種で毒性があります。下の赤や紫の部分は食べられます。

このスケッチの団子は下部分の色が4つとも違う色でおもしろいですね。

 

< 足の骨折 >
*今回は子どももちょい役で登場します

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初めてギプスをすることになりました。

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* ギプス作り

ギプスは石膏を固めて作るのだと思っていました。

バケツが用意されていたので、ふんふん、これで石膏を練るのか、と推測。しかし次に出てくるはずの粉石膏はどこにもなく、先生が手にしているのは白い包帯。

 

バケツに水を入れ、先生はその包帯をボチャンとつけたかと思うと、私の足にくるくる巻きつけました。しだいに熱をもってくる包帯。先生は素早く両手でササササッと包帯をなでまくる。

なんということか、これでギプスの出来上がりであった。

 

「車を運転できるようにしてください」という私の願いに看護師さんはイヤな顔をしましたが、優しいS先生は「いいよ」と足の指を出してくれました。

 

S先生のおかげで出勤できました。車出勤です。

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デスクワークはいいですが、その他は不便なことだらけです。

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生活の場でも不便が多い。ギプスを濡らさないようにしないといけません。

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悪いことや不便なことばかりじゃなく、いいこともありました。

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スーパーの買い物を苦労して車まで運んでいた時、女の人が「私も前に松葉杖で苦労したんですよ」と笑顔で声をかけてくれました。うれしかったです。

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* ギプスはずし

つけたギプスははずさなければならない。どうやってはずすのか?石膏で固めたギプスなら割るのか?と思ったが、包帯で巻いたのだから大きなハサミでバチンバチンと切るのか?それとも水につけて剥がすのか?

いろいろ考えたがわからなかった。

 

その答えが出る日が来た。

しかしS先生は来ない。きれいで優しい看護師さんひとりだけ。そして取り出したのはなんと電気のこぎり‼️

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「ええっ!これで切るんですかっ!?」の問いに看護師さんはにっこり。

「大丈夫です。ギプスは切れるけど足は切れませんから」そして「大きい音がしますけど大丈夫です」「振動はひどいけど大丈夫です」「熱すぎたら言ってください」

 

ゴゴゴゴオーッという歯医者より大きな音を立ててギプスを切っていった。

ものすごいスリル。「子どもさんは泣き出しちゃうんですよ」

失敗しないかとじっと見つめる私に看護師さんは「大丈夫です。ギプスは切れるけど足は切れません」と何度も何度も繰り返しました。

 

そして無事ギプスははずれたのでした。

 

は〜、もう骨折はたくさん!