イヌマキの絵と、人生いろいろ⑤足の骨折はギプスと松葉杖でたいへんだ!という話です。
< イヌマキ >
イヌマキは庭木としてよく植栽されています。我がネコヒタ庭にもあります。
この実がかわいくて好きです。
”緑と赤の団子の串刺し“といったところですね。2段の上の緑色部分が種で毒性があります。下の赤や紫の部分は食べられます。
このスケッチの団子は下部分の色が4つとも違う色でおもしろいですね。
< 足の骨折 >
*今回は子どももちょい役で登場します
初めてギプスをすることになりました。
* ギプス作り
ギプスは石膏を固めて作るのだと思っていました。
バケツが用意されていたので、ふんふん、これで石膏を練るのか、と推測。しかし次に出てくるはずの粉石膏はどこにもなく、先生が手にしているのは白い包帯。
バケツに水を入れ、先生はその包帯をボチャンとつけたかと思うと、私の足にくるくる巻きつけました。しだいに熱をもってくる包帯。先生は素早く両手でササササッと包帯をなでまくる。
なんということか、これでギプスの出来上がりであった。
「車を運転できるようにしてください」という私の願いに看護師さんはイヤな顔をしましたが、優しいS先生は「いいよ」と足の指を出してくれました。
S先生のおかげで出勤できました。車出勤です。
デスクワークはいいですが、その他は不便なことだらけです。
生活の場でも不便が多い。ギプスを濡らさないようにしないといけません。
悪いことや不便なことばかりじゃなく、いいこともありました。
スーパーの買い物を苦労して車まで運んでいた時、女の人が「私も前に松葉杖で苦労したんですよ」と笑顔で声をかけてくれました。うれしかったです。
* ギプスはずし
つけたギプスははずさなければならない。どうやってはずすのか?石膏で固めたギプスなら割るのか?と思ったが、包帯で巻いたのだから大きなハサミでバチンバチンと切るのか?それとも水につけて剥がすのか?
いろいろ考えたがわからなかった。
その答えが出る日が来た。
しかしS先生は来ない。きれいで優しい看護師さんひとりだけ。そして取り出したのはなんと電気のこぎり‼️
「ええっ!これで切るんですかっ!?」の問いに看護師さんはにっこり。
「大丈夫です。ギプスは切れるけど足は切れませんから」そして「大きい音がしますけど大丈夫です」「振動はひどいけど大丈夫です」「熱すぎたら言ってください」
ゴゴゴゴオーッという歯医者より大きな音を立ててギプスを切っていった。
ものすごいスリル。「子どもさんは泣き出しちゃうんですよ」
失敗しないかとじっと見つめる私に看護師さんは「大丈夫です。ギプスは切れるけど足は切れません」と何度も何度も繰り返しました。
そして無事ギプスははずれたのでした。
は〜、もう骨折はたくさん!