アケビの絵2つと「みをつくし料理帖」の料理、そしてその作者、高田 郁さんの話です。
< アケビ >
宅配便で送られてきたいただき物のこのアケビは、11cmほどの大きさ。
長い卵のような形です。
果皮(紫)は厚くて、中に白いゼリー状の果肉と種が入っています。
食べてみると、まったりねっとりと甘いのですが、種を出すのがめんどうです。
5つに分かれた実
アケビの産地日本一は山形県で、アケビを使った料理は山形県の郷土料理だそうです。
皮を使って、蒸し物や煮物や天ぷらにするとか。ほろ苦さがいいとのことですが、あまり食指をそそられません。
< 「みをつくし料理帖
高田 郁(かおる)さん >
私もこのシリーズが好きで、ずっと読んでいます。
江戸の料理屋“つる屋”で腕を振るう若き女料理人が成長していく物語です。
江戸時代に旬の食材を使って出す料理がどれも大人気となります。江戸時代の料理ですから調味料は昔からあるものだけ。もちろんガスもレンジもオーブンも無し。
でもどれも現代に通用する料理レシピばかりです。(本の巻末付録に登場したレシピが付いている)
女料理人みをが作る人気料理という設定ですが、実際には作者の高田郁さんが考えているわけですよね。
高田郁さんの本業は料理人ではなく作家です。その人が料理の物語を全10巻も書くなんてすごいです。きっと料理人になっても成功された方でしょう。
高田郁さんは学生時代に法学部で法曹界を目指していたけど断念して、漫画原作の仕事に就き、続いて小説家としてデビューしたそうです。
松本穂香主演の映画も見てみたいと思います。