ジニアの絵と、突然かかってきた電話に警戒しながら出たら・・という話です。
< ジニア >
ジニアの和名はヒャクニチソウ。
ウォーキング途中の道端にヒャクニチソウがたくさん咲いていたので、次の画材にしようと思っていました。
翌日通ったら、雑草と一緒に全部刈り取られていました。がっくり。
初夏から晩秋まで次々咲いて、あまりありがたみのない花なので刈られたのでしょうか。
この黄色のジニアは花屋さんで買った鉢物の花です。
< 突然かかってきた電話 >
朝、いきなり電話がかかってきました。
「◯◯さん(エミータ)ですか」
「はい」
あやしい電話では、と疑っている私
「△△にお勤めだった◯◯さんですか」
「・・・はい」
△△に勤めていたのは私がまだ20
代始めのころです。何十年も前。
「私、✖️✖️ですがね」
それでも✖️✖️さんという人がわか
らなくて、必死で考えたけどわから
ない。
いろいろ話を聞いてやっとわかりま
した。学校を出て初めての職場でお
世話になった方でした。
「きんのうねえ、墓参りしとった時、
◯◯さんのことが話に出たら、ものすごく会いたくなってさー、夜眠れんかったんだわ」
✖️✖️さんは昔風の名古屋弁をそのまま使います。
「私、生まれも育ちも名古屋だもん」
✖️✖️さんはたぶん80代だと思うのですが、大変お元気そうで
「今も自転車で走り回っとるがね」
「タカシマヤも自転車で行っとるよ!」
と大声で言いました。
✖️✖️さんは、学校出たての私を座らせて、仕事に関係のない、人生とはなんぞやという話をよくしてくれました。
頼りなさげな女の子だから教育してあげなくては、と思ったのでしょうね。
今思い出すとおかしいですが、じっと神妙に聞いていた記憶があります。
お互いに近況を話し合った後、
「会いたいなあ」と言うので
「私が会いに行きます」と言ったら
「いかんいかん、会いたいけどさー、今コロナだからね」
そして、いつか会うことを約束して電話を終えました。
40年ほど交流なく生活してきた人からの電話です。その時のままお話できるなんてすごいことです。
そういえば、ずっと会ってない同級生(遠くの県に住んでいる)から突然電話があって、感激して近況報告をしあった後、「もうすぐ選挙があるでしょ」と切り出されたことがあります。
支持政党の推す候補者への投票依頼でした。がっかりしました。
今回は違います。✖️✖️さんが私のことを思い出してくれて、電話までくれて、とてもうれしかったです。感謝です。
一日中、幸せな気分で過ごしました。