端午の節句です。組み木の五月人形、デザインは小黒三郎さん、作ったのは私です。
組み木とは1枚の板を切って着色し、人形に仕上げたもの。
小黒三郎さんの組み木は販売もされています。本もたくさん出ていて私も7〜8冊買いました。
個人で楽しむためならデザインを使って作ってもOKということで、本には全ての組み木作品の型紙が載っています。
私は20年ほどこの組み木に凝って、次から次へと作りました。何百個も作りましたが、今はそのほとんどが手元に残っていません。
< 五 月 人 形 >
五月人形の全体です。
少しずつ説明します。
* 一段 「円武者とかがり火」
・ 鎧カブトのいかめしい武者
・ 鯉のぼり(立方体を支点に鯉2匹がヤジロベエになって揺れています)
・かがり火
・お三宝徳利
・槍
*2・3段目
「金太郎と仲間の動物たちの遊びの場」
・スケートボードに乗った熊
・鯉を担ぐ金太郎
・鯉と遊ぶ鹿
・木馬に乗って遊ぶうさぎ
・木の上には鷹
・猿と鷹とキノコ
全員集合
* 組み木の作り方 *
一枚の木を切って作ります。ブナやサクラが多かったです。
・型紙です
・この型紙を板に接着し、電動ミシン糸鋸で切ります。小学校の図工の時間に使いましたよね。
・目の穴は電動ドリルであけます。
・グラインダーで切り口のバリを取り、表面をなめらかにします。
・着色して完成です。
五月人形を収納するための入れ物を作りました。
これがあると、1・2・3段目がうまく収まって便利です。下部の長方形の溝は丸棒を入れるところです。
飾るためのひな段を板で作りました。段々のものです。
背景の幕も落ち着いた色で作りました。
今までに作った組み木作品はほとんど残っていない、と前述しましたが、この五月人形1セットと、雛人形2セットだけはかろうじて残っていて、毎年3月と5月に玄関へ飾ります。
もし来年の3月にまだブログを続けていたら、雛人形を載せますね。続けていられるといいなあ。