★ 海外旅行✈️てんやわんや❼
<キャプテンとフィッシング>
トルコにセルジュクさんという友人がいます。セルジュクというのはトルコによくある名前らしいです。
我が家とは家族ぐるみのお付き合いで、トルコ旅行の時はほとんど一緒に行動しました。(ツレとエミータの2人旅です)
ある日、セルジュクさんからフィッシングに誘われました。
「私の友達が船のキャプテンだから、その船でフィッシングに行こう。
ボスボラス海峡でブルーモスクを見ながらのフィッシングが楽しめるよ。」
それは楽しそう。聞くとほかに数人の客もいるそうです。
「ドレスコードは?」と聞くと
「気にしなくていいよ。釣りの道具や餌もキャプテンが用意する。釣った魚はコックが調理してくれるから、景色を見ながらディナーをしよう」
ドレスコードは無しで、と言われても他の客の手前もあります。ワンピースにしようかと思いましたが、やはり動きやすさを考えてパンツスタイルにしました。
そして当日、ホテルへ迎えに来たセルジュクさんの車で港へ向かいました。
( スイスホテル ザ ボスボラス )
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私の勝手な想像で、ヨットハーバーに係留された船で制服制帽姿のキャプテンが迎えてくれるのだと思っていました。
待っていたキャプテンの船です。
何というかキャプテンというより漁師のおっちゃんです。
でもこのおっちゃんは親切で優しくて(トルコの男性は特に日本の女性に優しい) 釣りの餌まで付けてくれます。セルジュクさんが「(全部やってくれて)王様の釣りだね」と言ってました。
餌はムール貝で、おもしろいように魚が釣れました。
船などはイメージとちがったけど、景色は抜群です。
海から見るブルーモスクや旧市街、近くを跳ねていくイルカの群れ🐬、やがて夕方になり港に戻ると、男女のカップルが手を振って迎えてくれました。
他の客というのはトルコの青年と中国人の学生のカップルでした。真ん中はセルジュクさん。
この写真はムール貝のドルマ(ムール貝の身と米や野菜を詰めて炊いたもの)をいくつも食べているところ。
海外沿いにはレストランが並び、おっちゃんは釣った魚をその店のひとつへ持っていって唐揚げにしてもらいました。
セルジュクさんは缶ビールを買ってきました。
そして私達夫婦、カップル、おっちゃん、セルジュクさんの6人は海岸に座って唐揚げとビールのディナーを楽しんだというわけです。
トルコ語、英語、日本語、中国語がチャンポンのインターナショナルな会話で、とても楽しくいい思い出になりました。
セルジュクさんにもらったトルコの帽子
細かくカラフルな刺繍がすてき