真夏に作業する人のための服「ファン付き作業服」をご存知ですか?
TVで熱海の土石流の現場で働く人を見ていたら、それらしきものを着ていました。その後名古屋のビル清掃の人も着ているのを見ました。
始めは何かあやしげな商品だなあ、と思っていました。
と、こ、ろ、が、7/12放送のNHK「逆転人生」でファン付き作業服が取り上げられていて考えを改めました。
「逆転人生」では
「ファン付き作業服/脱サラ発明家の挑戦」という題で、市ヶ谷弘司さん(73)がこの服を開発し販売に至るまでの開発秘話が紹介されていました。MCはキャンディーズの山里亮太さんです。
市ヶ谷さんは変わった発明家で、人の考えない事を思いつくので変人扱いもされていました。
真夏に働く人を水によって冷やすことができないか、と、水の袋を取り付けた服の実験をして水が流れ出した(おもらしのように)こともあったそうです。
失敗続きでも諦めずに改良を続け、やっと“腰のファンで風を送り、服の中を涼しく保つ作業服”を考えます。
服の中へ外気を取り入れ、体の表面に大量の風を流すことで、汗を気化させて涼しくすごすという製品です。
でも商品化ができて売り出したころは、売れても返品の山、どん底生活が続きます。家も抵当に入れるような生活です。
そんな中で、家族の助けがあったことと、この製品は必ず人の役に立つものだという信念を貫いたこと、が今日につながっていきます。
厳しい暑さの現場でこれを使った人たちのクチコミでしだいに全国で売れ始めます。従業員も20人に増えやっと苦労が報われ始めた時、驚く苦難が‼️
大会社から「これは我が社の開発した商品だ」と訴えられたのです。
ファン付き作業服は着想から開発製品化まで全て市ヶ谷さんの努力の結晶です。
苦しい裁判になります。まさに「下町ロケット」の世界です。「我々のような小さい会社が大会社相手に裁判をするのは大変苦しいことです」と言ってました。
市ヶ谷さんの長女も弁護士として裁判に加わります。
大会社の訴えは証拠不十分として棄却され、長く苦しい裁判は勝ちました。
現在ファン付き作業服は真夏の作業現場の救世主として広く使われるようになりました。
いい番組を観たなあと思いました。
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今日のブログで書きたかったことは勿論市ヶ谷さんのファン付き作業服についてですが、もうひとつあります。
番組中では裁判相手の会社の名前は出てきませんでしたが、ネットでは「訴えた会社はここだ!」と実名ですぐ出てきました。そしてこの会社は大炎上。
これは当然のことなのでしょうか?
最近はこうして炎上する事がよくありますが、もし冤罪事件などだったら・・・と考えると、怖い世の中になったなあと思います。
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< ニチニチソウ >
ニチニチソウは色が白から桃色、えんじ色までいろいろありますが、私はこの濃いえんじに近いピンクが好きです。
💌僅か100円弱で手に入る幸せです💌
❶ スケッチして
❷ まず花を薄く下塗り
❸ 葉は葉脈を残して下塗り
花は重ね塗り
❹ これで完成のつもりでしたが一番上の花が宙に浮いているように見えるので
❺ 花の下へ葉を数枚描き加えて
葉脈も目立ちすぎないように重ね塗りをして完成です。
★ オリンピック観戦応援(勿論TVで)のためブログの回数が少ないですが、時々載せますので見てね(^^)