語学の苦手な私なので、海外旅行でのコミュニケーションは苦労します。
今までの苦労の数々を書きます。
★ 話し掛けられて逃げた
初の海外旅行はハワイでした。何十年も前のことです。
一人で美術館をふらふらしていたら「◯*☆△*?」(たぶん案内しましょうかと言った) と寄ってこられた。ガイジンに話し掛けられるなんて!
びっくりして「いえいえいえ・・・」と後ずさってそそくさと逃げました。
★ 英会話に挑戦
これではいけない、と、NHK英会話やアルクで、海外で使える英会話の勉強をしました。(聞き流すだけ、という石川遼君の嘘臭さ1000%のスピードラーニングはやりませんでしたよ)
そして旅では意欲的に話してみました。
オーストラリアでバスの運転手さんに「このバスは○○へ行きますか(英語)」
と聞いても通じない。横でツレが「○○!」と聞いたら
「OK、OK、カモーン!」と。
私、学んだとおり言ったはずなのになあ
★ 絵で伝える
❶ミュンヘンのデパートの手芸品売り場でフリンジ(ふさ飾り)を買いたかった。クッションの四隅やバッグに付けたりする物です。
上手く伝わらないので絵を描いて示したら、日用品売場のおじさんが「これだろ」と持ってきてくれた物は・・
おじさん、違います💦、でもそのあと無事に希望の物が買えました。
❷ シンガポールで水陸両用車のツアーに参加したかった。
ホテルのコンシェルジュに申し込むのに、なんと言っていいかわからない。
こんなひどい絵でも一目でOKとわかってくれましたよ。ピクトグラムみたいですね。
❸ バルセロナで、地方で開かれている人間の塔を見に行きました。地方予選でしょうか。(↓その時の写真)
たしかこの広場のはずなんだけど、人もいないし特に用意もしていない。場所を間違えたかなあ、とそばの店の人にメモ帳に絵を描いて聞いたら、ひどい絵なのにわかってくれて
「ここで昼からやるよ」と教えてくれました。
昼前にゾロゾロと人が沢山集まって来て始まりました。
★ メモ(文や言葉)を見せる
オランダ、ベルギーではよく鉄道を利用しました。今なら切符はオンラインで買えるでしょうが、この時(2012年)は長距離列車の切符は窓口購入でした。すごく長い列がずらーーーりです。
並んでユトレヒト行きを買ってホームへ行ってから見たらデルフト行きの切符でした。また長い列に並んで説明して替えてもらいました。大変な時間のロスです。
こりゃたまらん。考えて、紙に書いて見せることにしました。
行き先、時間、片道か往復か、何人か、を紙に書いて見せました。グッド👍でしたよ。次は2日分をまとめて書いました。これもグッド👍
★ 翻訳アプリを使う。
まあまあ便利ですかね。
博物館の展示の説明文はスマホをかざすとたちどころに翻訳してくれましたが、その訳文が、あーた、どこの国の日本人?と言いたくなるような日本語で笑えました。
★ 「旅の指差し会話帳」
英語圏以外の国(オランダ、トルコ、オーストリア)で使いました。
相手にも本を見せながら単語を発音したり、文章中の単語を変えて言うというものです。
言いたいことがすぐ伝わるし絵が楽しいので、相手も笑顔で応答してくれて場が和みます。
でも、聞くことはできても答えてくれた返事の意味がわからないのが大きな欠点です。(^^)
* * *
旅をして思っていることを相手に伝えるための私なりの結論は
「とにかく伝えてみる」という事です。言葉でも絵でもメモでも、引っ込み思案にならず表現してみる。
恥ずかしいと思わず表現すれば、必要なら相手が受け取ってくれます。
文章としておかしくても発音がヘンでもとにかく表現する。
私たち日本人も外国の人から何か伝えようとされたら、わかってあげようとするでしょう。それと同じじゃないでしょうか。
今は海外旅行の出来ない状態ですが、またそのうちに・・・待ってます。