➖最近こんな本を読みました➖
*すらすら読める今話題の本4冊と
*少し読みでのある本2冊
を紹介します。
💠 まずはすらすら組から 💠
🌼「実家じまい,終わらせました」
松本 明子
父親の実家を引き継いだ松本明子さんが空き家の維持に25年・1,800万円の費用をかけてやっと実家じまいをした一部始終を書いた本です。
第1章は松本さんの体験。やったことと費用がすべて詳しく書かれているのが興味深かったです。読みやすい文です。私はこの第1章だけ読みました。
第2・3章は松本さんが専門家に実家じまいのノウハウを聞く、という形です。
🌼「忍者に結婚は難しい」
横関 大
時代は現代。
伊賀忍者と甲賀忍者の男女が、相手が忍者の末裔と知らずに結婚してしまう、という話です。
荒唐無稽な軽い話のようですが、政治家が出てきて,宗教団体が出てきて、放射性廃棄物処理問題がからんで・・と結構楽しめます。
作者、横関大の紹介を見ると
「ルパンの娘」がドラマ化・映画化され、
「K2池袋署刑事課、神崎・黒木」もドラマ化されるなど,今最も注目される新時代のエンタテインメント作家の1人である。とあります。
たぶんこの本もドラマ化されるでしょう。
🌼 「三千円の使い方」
原田 ひ香
この本が随分注目され始めたので図書館へ予約して3ヶ月、やっと読むことができました。人気の本です。
題を見て,お金の使い方のノウハウ本だと思っていたら,小説でした。経済小説かな。
登場人物は東京に住む女性2人、その母、祖母。3世代の女性4人の暮らしがリレー形式で綴られて行く中で、お金の問題が浮き彫りになって行く・・・
すらすら読めて共感することの多い楽しい本でした。60万部越えの大ヒットになったのも納得できます。
🌼「ぼくのお父さん」
矢部 太郎
「大家さんと僕」で一躍有名になった芸人であり漫画家の矢部太郎さんの本です。自分が子どもの頃のお父さんとの生活を漫画にしたもの。
お父さんは絵本や紙芝居を作るのが仕事であり主夫(主婦ではない)です。
大人になっても自由奔放に生きるお父さんの言動は,自分(私)が子どもの頃考えたことを思い出させてくれて、ほのぼのしてしまいました。
きっと皆さんもこの漫画を見ると自分の子ども時代を思い出すでしょう。
💠 読みでのある本2冊 💠
🌸 「コスメの王様 」
高殿 円
産経新聞に2021年4月〜11月に連載された小説。
連載時から大きな反響があり本として出版されました。
国産化粧品開発と宣伝広告に生涯を捧げた青年と、花隈芸妓の物語。
舞台は神戸・大阪です。
モデルがあります。
東洋の化粧品王と言われた男、「クラブコスメチックス」の 中山太一
内容については書きませんが,長編で読み応えがあります。
ビジネス書であり恋愛物であり女性の生き方を考えさせられる本です。
🌸「特捜部Qーアサドの祈りー」
ユッシ・エーズラ・オールソン
コペンハーゲン警察の警部補カールは、警察官らしくない素行ゆえ、警察署地下の特別捜査部Qへ追いやられている。
カールを補助する謎の男アサドと共に未解決事件を解決していくシリーズ第8弾です。
今回はそのアサドの謎が解き明かされます。
「特捜部Q」は北欧最高峰の「ガラスの鍵」賞を受賞していて1〜8巻のどれもおもしろい。580ページの分厚い本でも夢中になって読んでしまうこと必至です。
いい本に巡り合うと、現実生活の嫌なことも忘れて素敵な世界へ連れて行ってもらえます。
💠 BOOK ❷へ続く 💠
また見てね