子供の頃のことですが,伊勢神宮の参道を歩いていたら何やらいい匂いがしました。
そばに大きな木があり,母が「このクスノキの匂いだよ」と教えてくれました。
葉を取って揉んでみるとスーッとしたいい香りです。幹や枝,葉、根に独特の香りがあります。
その成分に防虫効果があるので昔から防虫剤(樟脳 しょうのう)に利用されてきたそうです。
でも天然樟脳は高価です。現在では化学合成の防虫剤に代わっていますよね。我が家のクローゼットや衣装ケースにあるのも化学合成のものです。
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公園のクスノキを描きました。
❶ スケッチして
❷ 緑色の丸い実を描いて
❸ 残りの葉を描いて完成
緑色の実は秋の終わりには熟して黒くなります。
(これ↑は11月に描いたもの)
黒く熟すと鳥たち(ツグミ、ヒヨドリ,ムクドリなど)が食べにきて丸飲みにします。そして糞と一緒に種がまかれるんですね。
あ、それから、クスノキで作った木魚(もくぎょ)は
ポクポクとまろやかな音が出るのが特徴だそうです。ぐんちゃんさんは使ってないかなあ?