<前編>救急車で虎の門病院へ搬送され手当を受け、愛知へ帰ることになりました。
💠 💠 💠
< 後編 >
2人の姿を見てものすごーく嬉しかった。
にい子が言いました。
「はい、お母さんは今からこのまま愛知へ帰ります!」
「じゃあホテルへ寄って荷物を・・・」
Yさんが言いました。
「荷物は私が送ります!」
どうやら私の治療中、Yさんと駆けつけたにい子が相談して決めてくれたようです。2人の迅速な対応、ぼうっとした頭でも2人に感謝です。
タクシーで東京駅へ。運転手さんには痛み止めが効いている間に行きたいと伝えたので、「ガッテンだ!と空いてる道を選んで走ってくれました。
途中、ホテルの近くでYさんを降ろしました。ああ、私の東京旅が行ってしまう・・クスン。
運転手さんのおかげでスイスイと東京駅へ着きました。
車中へ私を残し何処かへ行ったにい子が戻ってきた時には、車椅子を押す東京駅の駅員さんと一緒でした。
また駅員さんが「空いている所を行きましょう」と言って、日曜日で混雑する駅構内をスイスイと押してくれました。私はただ座ったまま。
新幹線のホームに着きました。
(東京・名古屋間は1時間半)
新幹線は車両の一番後ろの席を取ってくれてあって他の客はいませんでした。
にい子が「はい、毛布着て寝ちゃってください。乗務員さんに名古屋で起こして降ろすよう頼んであるからね」と。
これって「夏休み子どもひとり旅」でよく見るシーンでは。トホホ。
薬のせいで朦朧として、途中横浜に停車したような気がするだけ。幻覚か夢か・・。乗務員さんは時々見回りに来てくれたようで、名古屋で降車する時までお手伝いしてくれました。
名古屋に着いて新幹線の扉が開いたら、なんと目の前にツレといち子(長女だからいち子)と駅員さんの車椅子が!
よよよ、と車椅子に倒れ込みました。この時の自分を思い出すと情けなくて恥ずかしくてやりきれない感じです。
またまた駅構内の空いている所を駅員さんが押してくれて、ツレの車に乗り換えて、総合病院緊急外来へ着いたのが夜11時半です。
あー、やっと着いた、愛知へ戻れた・・
たくさんの検査があって「入院しましょう」と言われたのが明け方の4時でした。家族にも迷惑をかけました。
💠 💠 💠
こうして、何か月も前から計画してきた私の「夢の東京10日間の旅」は僅か4日で幕を閉じることになってしまいました。
国立演芸場の看護師さんはじめ医療スタッフの皆様、Yさん、いち子、にい子、ツレ、ご迷惑をお掛けしました。そしてありがとうございました。
ブログを読んでくださった皆様にもお礼申し上げます。次回からは病院生活について書きます。読んでいただけたら嬉しいです。