東京10日間の旅は
東京4日間+入院10日間
になってしまって残念至極でありました。
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< 10日間の食事 >
➖ 始めの4日間は絶飲食 ➖
つまり点滴が食事代わりで何も食べたり飲んだりできないということです。
1・2日目は苦しくてベッドに寝たきりで考えることもできませんでした。
3日目になると気分も楽になり起き上がれるようになりました。点滴をやっているからか、お腹が空くという感覚はなく食欲も感じません。
4日目になって痛みはすっかり取れ気分も良くなってくると、点滴をしていても何だか食べたり飲んだりしたい気分になってくるから不思議です。
ピンポンパンポーンのチャイムの後「食事の用意ができました。お部屋までお持ちしますのでお待ちください」とアナウンスがあり、同室の方には食事が運ばれてきます。うーん、なんだかいい匂い。カーテンで隔てられたベッドで1人寂しく点滴袋を見上げる・・・
➖ 食事が始まった ➖
5日目は流動食になりました。
重湯は米粒なし
味噌汁は実がない
付け合わせはジュースと牛乳
液体ばかりなのでスプーン1本で間に合います。お腹はチャポチャポいいます。
でもね、久しぶりの食事はとても嬉しかった。ずずずずーっと重湯をすする・・う、うまい!旅福さん語で言うと「うんまい」です。
食事は入院中完食、と言いたいのですが、ひとつだけ残したものがあります。
それがこれ(↓)
「くず湯」です。(右下の黒いもの) どろっとして甘い味が付いています。体のために頑張って1匙づつ食べましたが、あまりの不味さに半分でギブアップしました。例えるなら、胃カメラで飲むストロベリー味のバリウムといったところでしょうか。このどろどろはその後、夢にまで出てきました。うえっ😫
➖ 6・7日目は3分菜食に ➖
(三分粥/オムレツ/味噌汁/ヨーグルト)
三分粥はスプーン1杯に米粒が数えるほどですが、プレーンオムレツが副菜に付いてもう感激! 1つ1つがいとおしい感じがしてゆっくり味わいながらいただきました。
➖ 8・9日目は五分菜食に ➖
この日はハロウィンだったので“ハロウィンデザート”が付いていました。ああ、世間ではハロウィンかあ、と気付きました。栄養士さんの心配りを感じました。
➖ 10日目は軟採食です ➖
“10分粥”と聞いていたので普通のご飯かなあ、と思っていたら全粥でした。
(全粥/豚肉炒め煮/肉焼売/ホタテサラダ/ヤクルト)
にくっ、肉です!よく噛んで食べました。
次の日は“普通食”の予定でしたが、順調に回復したということで退院になり食べることはありませんでした。
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食事が始まってからは毎日食事時間が楽しみで、食事まであと◯時間、あと◯時間・・と数えていました。今思い出すと滑稽ですが、入院中の唯一の楽しみは食事でした。
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栄養士さん、調理師さん、
ありがとうございました‼️‼️