入院3日目のことです。
看護師さんが「歩いてください」と言います。え?歩いていいの?
歩くことで体内部の活動が活発になるそうです。(因みに私の病気の原因は腸でした)
他の患者さんにも「歩きましたか?」「一緒に散歩しましょうか?」と声掛けしています。
私もそろそろと歩きに行きました。
大きな病院で、フロアの真ん中が吹き抜けになっています。そしてその吹き抜けの周辺がにわかウォーキングコースになっているようです。
歩けない人も周辺の手すりにつかまって膝の屈伸をしています。
・点滴スタンドを持って看護師に付き添われて歩く人
・点滴スタンドを杖代わりにヨロヨロ歩く人(その時の私)
・点滴スタンドを持って普通に歩く人
・点滴スタンド無しでさっさと歩く人
など様々です。
中でも点滴スタンドなしで歩いているパジャマ姿の若い男性は一番のエリートです。
タッタッタッタッ・・と足取り軽く歩いて行きます。腕まで振って。1周2周3周4周・・・足元も私のようにスリッパではなく靴です。1日のうち暇な時はいつも歩いているようでー
私がベッドで休んでいたらタッタッタッタッとメトロノームが速めに打っているような正確さで聞こえる足音。(病室のドアはいつも開いているのでよく聞こえる)
あ、彼だな、とすぐ分かります。もう退院が近いんでしょうね。体力を元に戻さねば、と焦っているのかもしれません。
💠
私の東京旅行中の歩数は
1日目 16,285歩
2日目 15,885歩
3日目 15,875歩 でした。
入院した日は 15歩でした。
15歩!
車椅子で運ばれベッドで寝ていた時の歩数でしょうか。
退院したら体力を戻すためにしっかりウォーキングしないといけません。