スイセンの絵と、ヒッチコック監督の名作「鳥」、鳥が人間を襲うパニックスリラー映画の話です。
< スイセン >
冬は花が少なく、スイセンはあっちにもこっちにも咲いているので、描くものがないと、スイセンでも描くか、となってしまいます。
いい匂いでかわいい花ですね。
スイセンの日本3大群生地の一つ、千葉県鋸南町へいつか行ってみたいと思います。
< 鳥 >
録画してあったヒッチコック監督の「鳥」を観ました。
ヒッチコック作品への私のオマージュだけの記事ですから、興味のない方はとばしてくださいね。
ヒッチコック映画には必ずどこかに本人が登場して、それを探すのも鑑賞時の楽しみです。
見つけにくい時もありますが、今回は冒頭にペットショップから犬に引かれて太ったヒッチコックが出てきて、無事クリアできました。
鳥たちが人間を襲う、ということが主の映画で、鳥たちは迫力満点。カラスやカモメがとがったクチバシで、人間の頭や手足や目(!)をつついてくる。
小学校から逃げまどう子どもたちを大群の鳥たちが襲ってくる場面はどうやって撮影されたのでしょう?CGのない時代に。
ディズニーの合成技術を使ったとのことですが、全く違和感はなく本物のように見えます。不朽の名作と言われるのも納得できます。
観終わって気付いたのですが、音楽がありませんでした。普通、 映画には映画音楽は必須ですよね。それが全くないのです。
あったのは鳥の羽音や鳴き声。音楽と言えません。これらは電子楽器で表現したそうです。ここでもヒッチコックの凄さをあらためて感じました。
主役のティッピ・ヘドレンを初めて見た時、なんておデコの広い女優さんだろう、と驚きました。時々おデコに横じわが寄るんです。こんなおデコでも有名な女優になれるんだなあ、と思ったりしました。
大きな目とあのまつ毛は当時の流行りの化粧なんでしょうか。今見るとキューピーちゃんのまつげみたいです。
ロッド・テイラーにはあまり思い入れはありません。
それより今回見て、あれ?この美人教師役は誰だったかなあ、と調べたら、おお!スザンヌ・プレシェットでした。金髪のハンサム男優、トロイ・ドナヒューと結婚した女優です。
ちょっとエリザベス・テイラーに似てますね。
映画の結末は「ん?これで終わり?」と思わせるもの。中途半端じゃないの?と思いますが、悲劇にせず、希望を持たせたかったのでしょうか。
何十年ぶりかで観た「鳥」、とても楽しめました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。