私の人生にヒントを与えてくれた5冊の本
❶ ライフワークの見つけ方(井上富雄)
❷ 流れる星は生きている(藤原てい)
❸ サラリーマン転覆隊が行く!(本田亮)
❹ 守屋多々志の絵日記入門(守屋多々志)
❺ 78歳のひとり暮らし(村上祥子)
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かなり前に読んだ本が多く、中にはもう絶版になっているものがあると思います。
本を読むと知らない世界ややり方がわかります。こうするといいですよ、こんな方法がありますよ、とヒントをくれます。
また自分の隠れていた夢を掘り出してくれたり、見つける手助けをしてくれたりします。
過去にこれらの本に会えてよかった。
たとえば、❹「守屋多々志の絵日記入門」に会わなければ、スケッチを始めることもなかったし、ブログをやることもなかった。
では5冊の本との出会いを簡単に説明します。
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❶ ライフワークの見つけ方(井上富雄)
著者の井上さんは日本アイビーエムに入社。27歳で課長、33歳で部長、38歳で取締役、44歳で常務取締役に。そして47歳でスッパリと重役の椅子を去り、国際的経営コンサルタントの道へ進みます。
とんとん拍子の出世と転身の基となったのは井上さんの長期人生計画表です。入社時から自分の将来の計画を立て、コツコツと実践していったというのです。
この計画表を常時財布の中に入れて、折に触れ目を通す事を25年間続けたそうです。
「そんな事できますか?と言われますが、私は地道にそれを続けたのです」
と語っています。25年間度々修正を加えていったそうです。
私は目立つことは何も成し遂げなかった主婦ですが、30代でこの本を読み人生の計画表を作ることに気づかされたことは収穫でした。
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❷ 流れる星は生きている(藤原てい)
昭和18年に満洲へ渡り、敗戦後3人の子どもを連れて辛うじて引き揚げ帰国した体験を書いた本。
夫君は作家の新田次郎です。
子育て中だった私はこの本を読み、私も子どもたちが義務教育である中学校を出るまでは頑張らねば!と心に誓った事を思い出します。
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❸ サラリーマン転覆隊が行く!(本田亮)
大手広告代理店・電通に勤める本田さんがサラリーマンばかりを集めたカヌーチーム「転覆隊」を率いて、国内外の川を下りまくる、という本です。
しっちゃかめっちゃな行動と好き勝手な文章が楽しくて、3人の子ども達と繰り返し読んで笑いました。
当時、私の職場でサイクリングクラブができ、私はその記録係でした。サイクリングが終わると旅の記録を作ってメンバーに配布しました。
この本を読んだことがその記録に大きく影響していたことは明白です。
(もっとあったが残っていない・残念!)
楽しくはちゃめちゃな旅の記録がみんなに喜んでもらえました。
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❹ 守屋多々志の絵日記入門(守屋多々志)
日本画家・守屋多々志さんは、前田青邨画伯(平山郁夫の先生)に弟子入りした17歳から1日も欠かさず(!)植物の絵を描くことが日課になっていました。その数2万5,000枚あまり。
そのいくつかを載せた本も買って見ました。
「絵日記入門」はサライ社の要請で出版されたものです。その中で守屋さんは毎日絵を描く絵日記を勧めています。
「上手に描いてやろうという気負いは禁物です」
「巧拙にとらわれず描きたいという気持ちがあれば上達しますよ」
「初心者も時間を決めて毎日描くことです」
と絵日記を勧めています。
この本でその気になって、私も描いてみようと百均へスケッチブックを買いに行きました。
守屋さんのように毎日欠かさずというのは無理ですが、なるべく続けたスケッチブックは今28冊目です。
NO.1を見ると花の他に虫や瓶を描いたり、鉛筆や色鉛筆や墨で描いたりして、どんなふうに描けばいいのかと悩んでた様子がわかります。
でも下手でも目の前の花や野菜が絵になるのは嬉しいもので、毎日の楽しみができました。
そして1人で細々と描いていたものが、なんとブログで自分以外の人に見てもらえてコメントまでいただけることになりました。幸せです。読者の皆様には大感謝です。
この本に出会えてよかった‼️
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❺ 78歳のひとり暮らし(村上祥子)
最近読んだばかりです。
著者の村上さんは電子レンジ料理の人。
料理家歴50年の村上さんは、夫が亡くなり3人の子どもは独立し今は一人暮らしです。
この写真のように大きなカバンに電子レンジ料理用の耐熱容器一色と資料のファイルを入れ、料理教室のため日本中を駆け回っています。
どうです、この足捌きのよさ!78歳で!
前向きでアッパレな生き方に接して感動しました。私は社会的に何も活動していませんが、村上さんを見習ってきちんと3食食べて前向きで健康に暮らしていきたいと思っています。