公園をウォーキングしていたら木に黒紫色の果実がなっているのを見つけました。初めて見るものです。何だろう?
近くにいた人がこれは桑だよ、と教えてくれました。
桑?だったら葉はあのお蚕(かいこ)さんの食べるもの?
ピンポーン! 桑の葉で蚕を飼育して繭を生産する、そしてそれをもとに絹を作るんですね。
嬉しくて、絵を描くために一枝持ち帰りました。
帰宅して牧野植物大図鑑で調べてみたら、クワという名は蚕の食う葉、食葉(クハ)から転訛したもの、とのことです。
実は初めクリーム色で後に黒紫色になるんですね。
5/30に皇后さまは皇居で飼っている蚕に桑の葉を与える「給桑」に臨まれた、ということをニュースで知りました。おお、なんとタイムリー。
「給桑」は明治時代から代々の皇后に受け継がれている養蚕の作業だそうです。
描き終わってから実を食べてみました。
皇后さま、桑の実は粒々も種も苦にならず柔らかです。素朴なほのかな甘みでした。
うれしかった。(^^)