サンゴジュの絵と、ヤマギシズムのカルト村コミックエッセイ(全3回)その3、の話です。
< サンゴジュ >
ご近所の垣根のサンゴジュ(珊瑚樹)です。横をたびたび通るので何回かスケッチしたみたいで、調べてみたら春にも夏にも描いていました。
初夏(6/17)に白い花が咲いているのを描いたものです。
彩色されてなくて残念。時間がなかったのか?難しくてやめたのか?
夏(8/27)に赤く熟した実をスケッチしたもの。
この時季にもう葉は色づいているのがあるんですね。全体にはこんな感じですが。
そして今のサンゴジュ。
緑の葉、赤い葉、赤緑の葉と色々です。
サンゴジュはよく茂るので敷地内が見えにくく垣根に適しているのでしょう。葉が燃えにくくて防火にもなりますしね。
<カルト村のコミックエッセイその3>
先回の続きです。
高田かや (文藝春秋社) 2018年
実は私はこの3作目を最初に読みました。主婦がお金節約体験について書いたコミックエッセイだと思って、図書館で借りました。
ところが前述したように、著者の高田かやさんはカルト村出身の主婦だったのです。
すなわち、生まれてから村を出るまでの19年間はお金をつかった経験がないわけです。
そんな主婦が一般社会(という表現でいいのか?)に出て、普通とは別の視点からお金や生活を見て書いた本でした。
それはさておき、この本の著者紹介欄でカルト村について書いた1・2作があることを知り、すぐAmazonで2冊とも取り寄せて読みました。
そしてカルト村のことをいろいろ書こうと思っていたのですが、いざ書こうと思うとうまく書けません。
体罰のこと
親と子が離れて暮らすこと
調整結婚(調整役が決めた相手との結婚)のこと
1日2食のうちの1食を罰として抜かれること
手紙の検閲(黒く塗りつぶされる)のこと
などなど・・・
内容が盛り沢山でとても上手く書けない!と思いました。ごめんなさい🙇♀️
興味のある方は本を読んでください。
ひとつだけ紹介します。
『ーーー村の保育園での出来事ーーー
優しい世話係さんが「飴が1個あったよ、食べたいひとー?」と言ったら、子どもたちがドドドドッとたくさん集まった。
「じゃあみんなで輪になって座って
今日は15秒ずつねー」
と言われて1人が飴を舐める。
みんなは「いーち、にー、さーん・・」と数える。「噛むなよ」
15になったら口から飴を出して隣の子にバトンタッチする。自分の番が来たら必死で舐める。
希望者が少なければ割って食べるが、多い時はこの食べ方が一番平等。
皆でひとつを分けあうのが当たり前だし、皆で食べると楽しかった 』
? ? ? ? ? ❓
すごいエピソードですね。
カルト村の話はこれで終わりにします。
高田かやさんはカルト村を出てから一般社会で知り合った男性と結婚されて、今は主婦兼漫画家です。
カルト村の本2冊はフランス語版が出版されるそうですよ。