★ 海外てんやわんや ❷
<パスポート無しで出国?>
ツレとにい子(娘)の2人旅の帰路。
出国審査カウンターでパスポートと航空券を提示して、内へ入ったところでその事件は起きました。
< ツレの話 >
搭乗手続きを終えて、あとは飛行機へ乗るだけだった。時間潰しにそれぞれが店などを見ていた。
ふと見たらしきりの向こうでにい子がそっちへ行けない、というような身ぶりをして困っているのが見えた。
しきりの向こうはシンガポールの国内エリアだ。ええっ?!どうなっとるんだ?そんなバカな。そこにいてはイカン所ににい子がいた、ということ。
おいおい、どうするとそんなことになっちゃうんだ?隙間でもあったのか?
あいつならやりかねんとは思う。
しかしあいつのパスポートは俺が持っていたし・・」
これを書くために電話でにい子にその時のことを聞きました。
< にい子の話 >
「パスポート無しで出て行ったんじゃない。パスポートはいつも自分で持ってるさ。
店がいろいろあるから見て暇潰ししてたら、なんかゲートがあって、その向こうにバーガーキング🍔が見えた。
今なら日本にもあるけど、その当時は日本になかったの。
それで食べたいなあと思って、そばにいた空港職員に、行きたいから通して、って言ったら通してくれたの。ダメとは言われなかった。
ハンバーガーを買って帰ろうとしたら今度は通してくれない。(違う職員だった?)
どうしても戻れない。ゲートを通るにはパスポートではダメでチケット(航空券)が必要だと言う。絶対入れてくれないと言う。その間、ずっと英語ね。いったいどうすればいいんだろう?
困ってたら別の職員のお姉さんが来て、話を聞いてくれて
『あなたの言うことはわかった。チケットはゲートの内側にあるのね。じゃあこうしましょう。私は今から仮のチケットを発行します。それで一緒に入って本当にチケットがあるか見に行きましょう』
それで2人ではいってお父さんの所へ行ってチケットを見せた。お姉さんはその場で仮のチケットを破り私は解放された。
その後、私はお父さんにものすごく叱られたというわけ。おわり。」
しかし、続けてにい子は言う。
「私が悪いわけじゃない。バーガーキングへ行ってもいい、と通したのがいけない。ダメなものはダメでしょ。」
うーん、そうも言えるか・・・