若い頃からウジウジと願っていたことがあります。
やっとその夢を叶えました。うれしいです。
ピアスです。両耳にしました。
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結婚間もない頃からピアスをしたいと思っていましたがツレが反対しました。理由は世間でよく聞く「親からもらった体にキズをつけるなんて」というもの。何十年も前のことです。そして私はピアスを諦めました。
今にして思うとピアスをするのは自分であってツレではない。諦めることはなかったんです。たぶんツレも軽い気持ちで反対したんだろうと思います。
今、ピアスしてきた耳をツレは見ていませんが(髪で見えない)、見たとしても「あ、そう」というだけだと思います。
あの時諦めたのは自分だったんです。
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結婚した頃は周囲にピアスしている人はいませんでした。髪を染めている人もまれ。(白髪染めはあった)、タトゥはゼロ。
そして女性の地位も低かった。結婚は女が相手の家へ入る「嫁」であり「家内」という言葉があり、離婚率も低かった。私は強い主張はできなかった。
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それから時代は変わっていきました。
「私作る人 僕食べる人」という某ラーメンのCMが世間で叩かれたり、ウーマンリブ運動、土井たか子さん社会党党首、男女雇用機会均等法、シングルウーマンの増加、夫婦別姓、MeToo運動、、、
いやなことはいやと言おう
女性も自分をはっきり主張しよう
という世間になってきたと思います。
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ピアスに話を戻すと
❶ you tube Earthおばあちゃんねるの多良美智子さんの本を見ていたら、88歳の多良さんのピアス姿がステキだった。
❷ いつの間にか娘のにい子はピアスをしていた。
❸和田英樹さんの「60歳からはやりたい放題」を読んだ。
「60代以降、日々を楽しく暮らす上で最優先するべきは『やってみたかったことをやること』です。・・・自分が昔憧れていたものでもなんでもいい」
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そういうことが背中を押してくれてやっとピアスをする気になり美容クリニックを予約しました。
このドアを入って出るまでわずか30分。
長年思っていたことが簡単に終わりました。なーんだ。
何十年も「反対されたからやれない、、、」とウジウジ思っていた自分はなんと愚かだったんだろう。自分がやらないのを他人のせいにしていたなんて。
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娘のいち子とにい子に報告したら「今度一緒にピアス買いに行こう」と喜んでくれました。
息子のさん太は関心なさそうだから言いません。お嫁さん(ピアスをしている)に言ったら「誕生日プレゼントはピアスにしましょう、何色がいいですか」と笑顔で言ってくれました。
ピアスをしてから2週間経ちました。鏡を見ると今までと違う自分がいます。生まれ変わったような気分です。
今までのイヤリングは不要になりました。
高価なものはほんの2、3個であとはオモチャみたいなものばかりですから捨てても惜しくはありません。まずは慶弔用のピアスを用意しないと。
にい子と新しいピアスを買いに行くのが楽しみです。