陶器店の話です。
箸置きを買おうとふらりと店に入りました。
選んだのがこれ。ぶどうが秋らしくて気に入りました。上はフグとウサギ。
店主はモダンな白髪のおばあさんです。80代とのことですが、見た感じも立ち居振る舞いもしゃきっとしていて、60代と言ってもおかしくない方です。
「いまお茶淹れるね」と立派な急須でお茶を出してくれて
急須の話になりました。
「最近の若い親ごさんや子どもは急須というものを知らなくてね、、、」ペットボトルのお茶を飲むので急須は必要無くて見たことがないとか。
土瓶ももちろん知らないでしょう。
天井からぶら下がる土瓶に驚いて店内をよく見ると、商品が整然と美しくならべられていました。
縛ってあるのはお茶碗やお皿や湯呑み茶碗。お銚子や一輪挿しもたくさんあります。
食器や箸置きは随時季節のものを入れ替えて並べるそうです。(↓)秋の箸置き
若い人に人気なのは豆皿なのでそれも品数豊富。
タヌキもありました。
店頭では大きなタヌキがお出迎え
お茶をいただきながら聞いたところによると、東海道沿いにあるこの店は100年以上続く陶器店で
この方は3代目だそうです。
店は、東海道五拾三次39番目の宿場町池鯉鮒(知立)にあります。
「どこの写真撮ってもいいよ〜」とおおらかでした。何やらほっこりするお店です。
私はスープやチャウダー用の器も買いました。
陶器についてのお話が楽しくてつい長居をしてしまいました。
「またお話ししに来てね〜」と見送られて店を出ました。楽しい買い物でした。
🍵
帰り道にコメダ珈琲店でひと休みして出ようとしたらセルフレジになっていました。
自分でバーコードを読みとらせて自分でお金を入れて出ます。
そのうち注文はタブレットで、飲み物はロボットが運んでくるようになるのかなあ、と思いました。
古いお店と新しいやり方のお店を同時に体験した日でした。