ジニア(百日草)の絵と、大人に急増している百日咳の話です。
ジニアの和名はヒャクニチソウ(百日草)。その名のとおり、開花日が長く、初夏から晩秋まで次々と咲きます。
仏花としてよく仏壇にお供えするのも、長くもつからでしょうね。
<大人がかかる百日咳>
ヒャクニチソウが長く咲く花なら
ヒャクニチゼキは咳が長く続く病気ですね。
百日咳は子どもの病気、というイメージがあります。
従来は子ども、それも乳幼児に多い病気でしたが、今は生後3か月から四種混合ワクチンを接種することで少なくなりました。
それが今は大人に急増しているんです。
国立感染症研究所によると、百日咳患者に占める成人(20歳以上)の割合が、2001年はわずか2.8%だったのが、毎年増え続け、2010年は56%になっています。2020年はもっと増えているかもしれません。
私はそれを身をもって体験しました。
2年前、咳と痰が昼も夜も止まらない。睡眠不足で一日中、体がだるい。
病院では、はじめ“副鼻腔炎”と診断されて薬をいただきましたが、いっこうに治らない。
「おかしいですね」ということで検査をして“百日咳”とわかりました。
百日咳の診断は難しくて、私のように初めは副鼻腔炎を疑って、後に百日咳とわかる人は多いようです。
百日咳の診断が出たら、抗生物質投与で10日ほどですっかり治りました。
でも風邪のような症状だった初期から完治するまで1か月余りかかったわけで、苦しかったですね。
100日続かなくてよかったです。
大人の場合、咳が長く続く程度で重症化する例が少なく、病院へ行かないことがあるそうです。
しかし感染力が強いので知らないうちに周りの人に感染させていくという恐ろしい結果に。新型コロナの無症状患者みたいですね。
私も途中で誰かに感染させて迷惑をかけていたかもしれません。怖いですね。