百日草の絵と、日本植物学の父 牧野富太郎の伝記を読んだ話です。
< ヒャクニチソウ >
この絵は前にも載せましたが・・・
< 牧野富太郎に再感激 >
いい本を読みました。
「牧野 富太郎」
”初めて読む科学者の伝記シリーズ“
児童書です。
漢字はほとんどルビ付きです。
でも植物についての内容は詳しい。
この方が牧野富太郎さん。85歳の頃でしょうか。優しいお顔で笑ってますね。1954年に92歳で亡くなりました。
本のキャンプションにこうあります。
「雑草という名の草はない」
「数多くの新種を発見・命名を行い、
『日本の植物学の父』とよばれる、
日本全国をめぐり、朝な夕なに研究に明けくれた、94年の人生を描きます。」
子どもだけでなく人生に悩んでいる若い人たちにもぜひ読んでみてほしい本です。
これは↓35年ほど前に買った本
牧野植物大図鑑です。
これは植物の特徴をとらえた図とその植物の情報をまとめた、富太郎の知識のすべてが表された本です。
持ち歩けるような学生版なども作られ、みんなこの図鑑で植物の名前を覚えたと言われています。
この本を買った当時、私は仕事をしていましたが、その仕事内容とも関係のないこの本を、大枚3万円もはたいて何故買ったのか覚えていません。植物が好きというのが理由だったのでしょうか?
とにかくこの本は30年近く本棚の隅に眠っていました。
今、スケッチをするようになって、やっとこの本が生きています。
今日のエミータS.143/ヒャクニチソウはこの本には次のように載っています。
絵の色はあせることなく美しく、すばらしい本です。
植物図鑑ですが、カラー写真ではなく1図1図精密に描いて彩色したものです。どのページにもため息が出そうです。
富太郎の生まれた高知と、研究者としての人生を送った東京に、富太郎ゆかりの場所があります。
私は高知県立牧野植物園へぜひ行ってみたいと思います。