落語家、桂宮治さんの独演会へ行きました。
桂宮治さんの落語をきくのは初めて、“独演会”というのも初めてです。独演会って2時間も独りで演じるの?初めてなのは何でも珍しいです。・・・トークと落語があるようです。
🪭🪭🪭
会場は東京の博品館劇場。老若男女で満員でした。若い人も来るんですね。
オープンの7時にお囃子が流れ幕が開くと、軽快な音楽と共に桂宮治さんが飛び出して来ました。
洋服姿で舞台の上(かみ)から下(しも)まで踊りながら走り回ります。幼児番組みたいなシーンです。客は大喜びで手拍子に。宮治さんは汗だくだくです。途中で上着を脱いで投げ捨て、また踊る。エネルギッシュでパワフルです。
そして「あ〜疲れた、もう年だから疲れましたあ」と言って踊るのをやめ、トークを30分ほど。その話のおもしろいこと!どんどん話に引き込まれていく私。すごいなあ。
この日の演目は
トークの後、前座(若い女性の落語家)の噺がひとつ。その後、桂宮治の噺が2つ。休憩を挟んでまた桂宮治の噺がひとつ。たっぷり2時間でした。
🍁 🍁 🍁
初めての桂宮治の落語はそれはそれはおもしろかった。いったいこの人はどんな人なんだろう?
桂宮治は40代、若手の落語家です。
Wikipediaによると・・・
大学を出て大手化粧品会社に就職して商品の実演販売で年収1,000万円など、成績は良かったそうです。
それがたまたま見た桂枝雀の落語に衝撃を受け、サラリーマンをやめて2008年に落語の道へ入ったという異色の経歴。
2012年にはもうNHK新人演芸大賞を受けています。2021年に真打に昇進。2021年には「笑点」の新メンバーに。
🍁 🍁 🍁
サラリーマンから一念発起して落語界に入りここまで来るのは並大抵のことではなかったでしょう。
今回の前座の落語はよくできていましたが、笑うところまでは行かないんですね。私だけでなく他の客の笑い声もわずかです。
それが桂宮治の落語になるといつのまにか引き込まれて自然に笑ってしまう。会場はずっと笑いの渦でした。
前座の落語家はそれを見て、いつか私も・・・と努力するんでしょうね。桂宮治もそれを乗り越えてきたのでしょう。
面白かった噺を思い出しながら帰路につきました。
🍁 🍁 🍁
旅の同行者のYさんに落語の楽しさを教えてもらった私。その後、新宿の末廣亭へも連れていってもらいました。
落語っておもしろいんだなあ🤣🤣